披露宴イメージ

披露宴で伝えるありがとうの演出

これは私たちの結婚式の話です。
結婚式を挙げるに際して、最初は何処から手を付けて良いのか、何を工夫して良いのか、結婚式の雑誌を読んでみたり、二人でで作り上げると言うのに、なかなか前に進まず、喧嘩をする日もありました。
しかし、そんな私たちにある友人は式場回りを手伝ってくれました。
既婚者の友人は参考になるエピソードを話してくれました。
ある仲間は二次会を買って出てくれ、ある先輩はビデオを回すと言ってくれました。
その他、婚約指輪は部活の後輩のお店で、ネイルはネイリストの友人が担当してくれました。
お互いの両親はドレス選びやリングピローの作成など、結婚式の準備を進めるごとに、未熟な私たちを今までお世話になった人達が支えてくれているような、そんな気持ちがふつふつと湧き上がってきました。
この結婚式のテーマは「感謝」にしよう。
二人で決めた瞬間でした。
そこから準備に入ったのは、「手作りで出来るものを一つでも増やそう」と言うことでした。
これが私たちの披露宴の演出です。
席次表はページ数を増やし、今までの人生で過ごした家族や仲間の写真などを入れた年表や、席次には「料理上手なママ」や「頼れる兄貴分」など、一言を加えてみました。
スピーチや受付など担当してくれた女友達には、それぞれのイメージに合わせてお花のリングを手作りで作り、当日渡して貰うようにしました。
一人一人の席には、そのたくさんの花のリングを写真に撮ったものを置き、その裏にはメッセージを書きました。
正直なところ、二人とも仕事をしながらの準備で、本番ギリギリまでみんなへのメッセージを書いていました。
本来忙しくなると言われる3ヶ月前よりずっと前から準備してきたのに、最後まであれやこれやと手作りを増やしていました。
手紙が苦手な旦那が、諦めずにメッセージを必死で書いている姿には、少し嬉しく、少し笑ってしまいました。
もっと淡白な人だと思っていたのに。
そんな私たちの結婚式、みんなはどんな風に感じたでしょうか。
結婚式というのは、みんなが褒めてくれて、喜んでくれるものだから、もしかしたら失礼などもあったかもしれません。
でも、「二人らしい」や「思いやりのこもった」などの言葉を貰えたことが、何かしら感謝の気持ちが伝わったと信じています。

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